私、江府町議員前川文洋は町内への風力発電設備の設置に反対します。
その理由は大きく次の2点です。
- 設備設置により土砂災害の危険性を高め、景観および生態系破壊にもつながる
- 環境影響評価など事業の進め方が適切性を欠いている
具体的には、
現実的な危険性・環境破壊
- 集落を囲む急峻な大地に大規模な改変が加えられることは、花崗岩地帯の多い当町において地盤崩壊や土石流などの土砂災害の危険性を高めます。町の財産である景観及び生態系など環境の破壊にもつながります。
- 地質学者・越智秀二氏は、「本計画地は風化花崗岩の尾根で著しく脆弱」と指摘し、森林伐採と大規模掘削による土砂崩壊・盛土崩落リスクを増大させるうえ、寒風害による保水・防砂機能が失われるとして、強く警鐘を鳴らしています。※講演動画
適切性の欠如
- 計画段階環境配慮書から環境影響評価方法書への改善が不十分です
ここまでの経緯を下記に整理します。
- 平成29年11月 環境配慮書への鳥取県知事意見書
ここで知事は「計画熟度が低い」「慎重さに欠けている」「重大な影響が懸念される為、これらを踏まえて方法書で計画を見直すこと」と指摘。
- 平成30年2月 評価方法書を事業者が作成
- 平成30年8月 経済産業大臣による勧告(知事意見を踏まえるよう求める)
ここでも経産省および鳥取県知事は「計画の具体的情報に乏しく」判断が困難と指摘。また知事意見にあっては、「地権者のみならず相当範囲の地域住民に影響が及ぶ問題」「地元の理解醸成に万全を期していない」と厳しく言及。
☆適切性の欠如1:配慮書に対する意見を踏まえた方法書になっていません
- 地元住民の理解醸成に対する事業者の姿勢が不十分です
- 令和5年8月 風力発電計画の現状を聞く会(江府町役場)
事業者説明から、H30年からR5年4月の間に調査は完了、R5年後半に準備書の予定と説明
- 令和7年7月 関係3町の町長への説明
町長からの要請により実施。風車設備の大型化という根本的な計画変更があること、準備書はR8年1月を予定と説明。
☆適切性の欠如2:風車の大型化という重大事項が後になって示されるなど情報提供において誠実な対応と認めがたく、地元住民の理解醸成への姿勢が不十分です。
以上から、本計画による風力発電設備の設置は将来にわたって町民の不安と不利益をもたらす可能性が高く、現時点において本事業計画を容認することはできません。
ついては、当委員会において反対声明を作成し、議会の議決を経て町長へ提言して頂きたく、上記の意見を述べさせて頂きます。
企業誘致調査(修正20250803)特別委員会 前川文洋
(追記:20250801夕 ※企業誘致調査特別委員会終了後)
- 本日の委員会内容については取り扱いに慎重さが求められるため、言及は控えます。
- トップの3D画像 : 約195mの風車モデルをGoogle Earthにプロットしたものです。前川が推測で作成したもので位置・形状などはおおよそのものです。
